はじめに
「体重は減ったのに、お腹まわりがあまり変わらない……」
「健康診断で『体脂肪率が高いですね』と言われたけれど、何を改善すればよいかわからない。」
このような悩みを抱えていませんか?
ダイエットというと、「まずは体重を減らすこと」が目標になりがちです。
しかし、40代・50代になると、若い頃と同じ方法では思うように結果が出ない人が増えてきます。
その理由の一つが、筋肉量や基礎代謝の低下です。
食事を減らすだけのダイエットでは体重は減っても、筋肉まで落ちてしまうことがあります。
その結果、以前より脂肪が燃えにくい体になり、リバウンドしやすくなるケースも少なくありません。
そこで注目したいのが「体脂肪率」です。
体脂肪率とは、体重のうち脂肪が占める割合を示す数値です。
同じ体重でも、筋肉が多い人と脂肪が多い人では見た目も健康状態も大きく異なります。

私は保健体育教師として健康教育に携わる一方、パーソナルトレーナーとして40代・50代のダイエットや体づくりをサポートしています。その中で40代以降のダイエットで本当に大切なのは、筋肉をできるだけ維持しながら、余分な体脂肪を減らすことです。
この記事では、体脂肪率の基礎知識から適正値、測定方法、40代以降におすすめの体脂肪率の落とし方まで、保健体育教師とパーソナルトレーナーの視点でわかりやすく解説します。
体脂肪率とは?
「体脂肪率を下げたい」と考えていても、そもそも体脂肪率がどのような数値なのかを正しく理解している人は意外と多くありません。
健康的にダイエットを成功させるためには、「体重を減らすこと」と「体脂肪を減らすこと」の違いを知ることが大切です。
体脂肪率とは体に占める脂肪の割合
体脂肪率とは、体重のうち体脂肪が占める割合(%)を表した数値です。
例えば、体重70kg・体脂肪率20%の人であれば、約14kgが脂肪で、残りの56kgは筋肉や骨、内臓、水分などで構成されています。
つまり、体脂肪率は「体の中身」を知るための指標です。
一方で、体重だけでは「何が増えて何が減ったのか」はわかりません。
体重が2kg減ったとしても、その内訳が脂肪なのか筋肉なのか、水分なのかは体重計だけでは判断できないのです。
また、脂肪は悪者というイメージを持つ人もいますが、体脂肪には重要な役割があります。
- エネルギーを蓄える
- 内臓を衝撃から守る
- 体温を維持する
- ホルモンの働きを支える
これらは健康な生活を送るために欠かせない働きです。
そのため、体脂肪率は「低ければ低いほど良い」というものではありません。
極端に体脂肪率が低くなると、疲れやすくなったり、免疫力が低下したり、ホルモンバランスが乱れたりする可能性があります。
反対に、高すぎる状態が続くと、生活習慣病や膝・腰への負担が大きくなるなど、健康リスクが高まります。



ダイエットで目指すべきなのは、体脂肪を極端に低くすることではなく、適正な範囲まで減らし、その状態を維持することです。
体重だけでは健康状態はわからない
毎日体重計に乗り、数字が増えたり減ったりするたびに一喜一憂していませんか。
もちろん体重は健康状態を確認する一つの目安ですが、それだけで体の状態を判断することはできません。
例えば、次のような2人がいたとします。
| Aさん | Bさん | |
|---|---|---|
| 身長 | 170cm | 170cm |
| 体重 | 70kg | 70kg |
| 体脂肪率 | 15% | 30% |
体重は同じ70kgでも、Aさんは筋肉量が多く引き締まった体型です。一方、Bさんは脂肪の割合が多く、お腹まわりが気になる体型かもしれません。
このように、同じ体重でも体の中身は大きく異なるのです。
特に40代以降は、年齢とともに筋肉量が減少しやすくなります。
食事制限だけで体重を落とすと、脂肪だけでなく筋肉も減ってしまい、以前より疲れやすく、太りやすい体になることがあります。
ダイエットの本当の目的は、「体重を減らすこと」ではなく、「余分な脂肪を減らしながら筋肉を維持すること」です。
体重・BMI・体脂肪率の違いを理解しよう
ダイエットや健康診断では、「体重」「BMI」「体脂肪率」という3つの数値を目にする機会が多くあります。
それぞれ役割が異なるため、違いを理解しておくことが重要です。
| 指標 | わかること | わからないこと |
|---|---|---|
| 体重 | 体の重さ | 脂肪か筋肉かは判断できない |
| BMI | 身長と体重から見た肥満度 | 体の中身はわからない |
| 体脂肪率 | 脂肪の割合 | 身長とのバランスはわからない |
例えば、筋トレをしている人は筋肉量が多いため、BMIが高くても健康的な体型であることがあります。
反対に、BMIは標準でも筋肉量が少なく、体脂肪率が高い「隠れ肥満」の人もいます。
そのため、健康状態を正しく把握するには、一つの数値だけを見るのではなく、体重・BMI・体脂肪率を組み合わせて確認することが大切です。
体脂肪率の適正値と理想の目安
体脂肪率は、低ければ低いほど健康というわけではありません。
適度な体脂肪は、エネルギーを蓄えたり、内臓を保護したり、ホルモンバランスを維持したりするために必要な組織です。そのため、健康的なダイエットでは「自分に合った適正範囲を維持する」ことが大切になります。
また、適正な体脂肪率は性別によって異なります。
ここでは、男女別の目安と、40代以降が意識したいポイントについて解説します。
H3 男性の体脂肪率の目安
男性の体脂肪率は、一般的に以下のような目安で評価されます。
| 判定 | 体脂肪率 |
|---|---|
| 低い | 10%未満 |
| 標準 | 10~19% |
| やや高い | 20~24% |
| 高い | 25%以上 |
※判定基準は団体や測定機器によって多少異なります。



また、体脂肪率が標準でも、お腹まわりだけ脂肪が多い場合は内臓脂肪が蓄積している可能性があります。
そのため、体脂肪率だけでなく、ウエスト周囲径や健康診断の結果もあわせて確認することが大切です。
お腹まわりの脂肪が気になる方は、「内臓脂肪と皮下脂肪の違い」の記事も参考にしてください。
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女性の体脂肪率の目安
女性は妊娠や出産に備えるため、男性よりも体脂肪率が高いのが正常です。
一般的な目安は以下のとおりです。
| 判定 | 体脂肪率 |
|---|---|
| 低い | 20%未満 |
| 標準 | 20~29% |
| やや高い | 30~34% |
| 高い | 35%以上 |
また、40代以降は更年期による女性ホルモンの変化により、内臓脂肪が増えやすくなることも知られています。
自分の体脂肪率を測る方法
体脂肪率を改善するためには、まず現在の状態を正しく把握することが大切です。
しかし、「家で測ると毎回数値が違う」「ジムで測ると体脂肪率が低く出た」など、測定結果に戸惑った経験はありませんか。
実は、体脂肪率は測定する機器や測るタイミングによって数値が変動しやすい指標です。
そのため、一度の測定結果だけで「太った」「痩せた」と判断するのではなく、同じ条件で継続的に測定し、変化の傾向を見ることが重要になります。
ここでは、家庭用体組成計とジムなどに設置されているInBodyの特徴、そして正しく体脂肪率を測定するポイントについて解説します。
家庭用体組成計で測る
最も手軽に体脂肪率を確認できる方法が、家庭用体組成計です。
最近では、体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量などを測定できる機種が多く販売されています。
家庭用体組成計の多くは、「生体電気インピーダンス法(BIA法)」という仕組みを利用しています。
これは、体内にごく弱い電気を流し、その流れやすさから筋肉や脂肪の割合を推定する測定方法です。
筋肉は水分を多く含むため電気が流れやすく、脂肪は流れにくいという性質を利用して体脂肪率を算出しています。
ただし、この方法は体内の水分量に影響を受けやすいという特徴があります。
例えば、次のようなタイミングでは数値が変わりやすくなります。
- 朝と夜で測定したとき
- 食事や水分を摂った直後
- 運動直後
- 入浴後
- 飲酒した翌日
このような状態では、実際の体脂肪率より高く出たり低く出たりすることがあります。
そのため、家庭用体組成計で最も大切なのは、「毎回同じ条件で測ること」です。



おすすめは、朝起きてトイレを済ませた後、朝食前のタイミングです。
毎日同じ時間帯・同じ服装・同じ体組成計で測定することで、一回一回の数値に多少の誤差があっても、体脂肪率の変化を正しく把握できるようになります。
ジムのInBodyでより詳しく測定する
より詳しく体の状態を知りたい人には、スポーツジムや医療機関などに設置されているInBody(インボディ)での測定がおすすめです。
InBodyも家庭用体組成計と同じBIA法を採用していますが、両手・両足から多点測定を行うため、全身の筋肉量や体脂肪量をより細かく分析できるのが特徴です。
測定できる主な項目には、次のようなものがあります。
- 体脂肪率
- 体脂肪量
- 骨格筋量
- 部位別筋肉量(右腕・左腕・体幹・右脚・左脚)
- 内臓脂肪レベル
- 基礎代謝量
- BMI
- 体水分量
家庭用体組成計では「体重が減った」ということしか分からない場合でも、InBodyなら「脂肪が減ったのか」「筋肉が減ったのか」まで確認できます。
これは40代・50代のダイエットでは非常に重要なポイントです。
食事制限だけで体重を落とした場合、実際には筋肉量が大きく減っていることがあります。
一方で、筋力トレーニングを続けながらダイエットをすると、体重はあまり変わらなくても筋肉量を維持したまま体脂肪率だけが改善するケースも少なくありません。



私自身もパーソナルトレーニングでは、InBodyを1つの参考材料にします。
「何kg痩せたか」ではなく、「体の中身がどのように変化したか」を確認することで、健康的でリバウンドしにくいダイエットにつながります。
もし通っているスポーツジムにInBodyが設置されている場合は、月に1回程度のペースで測定し、筋肉量や体脂肪率の変化を記録していくことをおすすめします。
数値は毎回同じ条件で測ることが大切
体脂肪率を正しく活用するために、最も大切なのは測定条件を統一することです。
体脂肪率は、水分量や食事、運動などの影響を受けやすく、同じ人でも1日の中で数%変動することがあります。
そのため、毎回違う時間帯や違う条件で測定すると、本当に体脂肪が増えたのか、それとも一時的な変動なのか判断できなくなってしまいます。
正しく変化を確認するためには、次のポイントを意識しましょう。
正しく測定するためのポイント
- 朝起きてトイレを済ませた後に測る
- 朝食や水分補給の前に測る
- 毎回同じ体組成計を使用する
- 同じ曜日・同じ時間帯に記録する
- 運動直後や入浴直後は避ける



測定頻度に関して、「毎日測るべきか、それとも週1回でよいのか」と迷う人もいます。
私のおすすめは、毎日測定しても構いませんが、評価は1週間〜1か月単位で行うことです。
例えば、前日に塩分の多い食事をしたり、お酒を飲んだりすると、一時的に体内の水分量が変化し、体脂肪率も変動することがあります。
しかし、それは本当に脂肪が増えたわけではありません。
だからこそ、一日の数字だけで落ち込む必要はありません(^^)
体脂肪率が高くなる原因
「最近、お腹まわりが気になるようになった」
「若い頃と同じ生活をしているのに体脂肪率が増えてきた」
と感じる人は少なくありません。
体脂肪率が高くなる原因は、単に「食べ過ぎ」だけではありません。
年齢による筋肉量の減少や基礎代謝の低下、運動不足、睡眠不足、ストレスなど、さまざまな要因が重なり合って体脂肪は増えていきます。



だからこそ、「食事だけを減らす」「運動だけを頑張る」といった一つの対策では十分な効果が得られないこともあります。
まずは、体脂肪率が高くなる主な原因を知り、自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
摂取カロリーが消費カロリーを上回っている
体脂肪率が高くなる最も基本的な原因は、摂取カロリーが消費カロリーを上回る状態が続いていることです。
私たちの体は、食事から摂取したエネルギーを生命活動や運動で消費しています。
しかし、消費しきれなかったエネルギーは脂肪として体内に蓄えられます。
例えば、毎日お菓子やジュースを少し多く摂るだけでも、数か月、数年と積み重なることで体脂肪は少しずつ増えていきます。
一方で、「食べ過ぎている自覚はない」という人も多いでしょう。
実際には、40代以降は加齢によって基礎代謝や活動量が低下するため、若い頃と同じ食事量でもエネルギーが余りやすくなります。
つまり、「以前は太らなかった食事量」が、今では体脂肪を増やす原因になっている可能性があるのです。



詳しくはこちらの記事を参考にして下さい(^^)
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筋肉量の減少で基礎代謝が低下する
40代・50代のダイエットで見落とされがちなのが、筋肉量の減少による基礎代謝の低下です。
基礎代謝とは、呼吸や心臓の働き、体温の維持など、生きているだけで消費されるエネルギーのことです。
そして、その基礎代謝に大きく関わっているのが筋肉です。
筋肉量が多い人ほど基礎代謝が高く、安静にしていても多くのエネルギーを消費します。
しかし、年齢を重ねると筋肉量は自然に減少しやすくなります。
さらに運動不足が続くと、その減少スピードはさらに速くなります。
その結果、若い頃と同じ生活を送っていても、消費カロリーが少なくなり、体脂肪が蓄積しやすくなるのです。
また、食事制限だけのダイエットでは脂肪だけでなく筋肉まで減ってしまうことがあります。
すると基礎代謝がさらに低下し、「痩せにくく太りやすい体」になってしまうため注意が必要です。



私がパーソナルトレーナーとして指導する際も、「体重を減らすこと」より、「筋肉を維持しながら脂肪を減らすこと」を重視しています。
40代以降のダイエットでは、筋力トレーニングと十分なたんぱく質の摂取を組み合わせることが、体脂肪率を改善する近道になります。
基礎代謝について詳しく知りたい方は、「基礎代謝とは?年齢とともに低下する理由と上げる方法」の記事も参考にしてください。


運動不足・睡眠不足・ストレスも影響する
体脂肪率は、食事や運動だけで決まるものではありません。
実は、睡眠やストレスも体脂肪率に大きく影響しています。
まず、運動不足になると消費カロリーが減るだけでなく、筋肉への刺激が少なくなるため筋肉量が減少しやすくなります。
また、睡眠不足が続くと、食欲を増やすホルモン「グレリン」が増え、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少するといわれています。
その結果、甘いものや脂っこいものを食べたくなり、食べ過ぎにつながることがあります。
さらに、慢性的なストレスも注意が必要です。
ストレスを受けると分泌される「コルチゾール」というホルモンは、過剰な状態が続くと食欲の増加や内臓脂肪の蓄積に関わることが知られています。



健康的なダイエットでは、運動・栄養・休養の3つをバランスよく整えることが大切です。
これは保健体育でも「健康づくりの基本」として子ども達に伝えています(^^)
次の章では、体脂肪率を効率よく下げるための食事のポイントについて、具体的な実践方法を紹介していきます
体脂肪率の正しい落とし方【実践編】
ここまで、体脂肪率の基本知識や適正値、高くなる原因について解説してきました。
では実際に、体脂肪率を下げるためには何をすればよいのでしょうか。
ダイエットというと、
「食事を減らす」
「毎日ランニングをする」
といった方法を思い浮かべる人も多いかもしれません。



私がパーソナルトレーナーとして多くの方を指導する中で感じるのは、「食事・運動・生活習慣」を少しずつ改善し、それを継続できた人が、健康的に体脂肪率を下げています。
ここでは、40代・50代の運動初心者でも今日から実践できる、体脂肪率を下げる7つのポイントを紹介します。
①摂取カロリーを少しだけ減らす
体脂肪率を下げるための基本は、摂取カロリーよりも消費カロリーを少しだけ多くすることです。
しかし、「痩せたいから」と極端に食事量を減らしてしまうのはおすすめできません。
私がおすすめしているのは、「少しだけ減らす」という考え方です。
例えば、
- ご飯を毎食30〜50g減らす
- 甘い飲み物をお茶や水に変える
- お菓子などの嗜好品を毎日から週2〜3回にする
このように小さな変化にすることで、ストレスをなるべくかけずに継続しやすくします。
そうすることで1か月、3か月と続けることができ、大きな変化が生まれます。
②たんぱく質をしっかり摂る
40代以降のダイエットでは、「何を減らすか」よりも「何をしっかり摂るか」が重要です。
その中でも特に意識したい栄養素がたんぱく質です。
ダイエット中にたんぱく質が不足すると、筋肉が分解されやすくなり、基礎代謝が低下してしまいます。
その結果、体重は減っても体脂肪率が思うように下がらないことがあります。
目安としては、毎食たんぱく質を取り入れることを意識しましょう。
例えば、
- 鶏むね肉
- ささみ
- 魚
- 卵
- 納豆
- 豆腐
- ヨーグルト
などがおすすめです。
たんぱく質の必要量やおすすめ食品について詳しく知りたい方は、「たんぱく質の必要量と多く含む食品」の記事も参考にしてください。


③筋トレで筋肉を守りながら脂肪を減らす
体脂肪率を下げたい人ほど、筋力トレーニングを取り入れることをおすすめします。
「痩せたいのだから、有酸素運動だけでいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、40代以降では筋肉量を維持することが、健康的なダイエットの鍵になります。
筋トレには、
- 筋肉量の維持・向上
- 基礎代謝の維持
- 引き締まった見た目づくり
- リバウンド予防
といった多くのメリットがあります。
特にスクワットや腕立て伏せ、ヒップリフトなど、大きな筋肉を使う運動は効率よくエネルギーを消費できます。
初心者であれば、週2〜3回、20〜30分程度から始めれば十分です。



私が指導させていただいている方でも、週2回の筋トレで無理なストレスなく体脂肪率を改善できている方が多くいます(^^)
初心者向けの筋力トレーニングについて詳しく知りたい方は、「筋トレ初心者におすすめのメニュー」の記事をご覧ください。
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④有酸素運動を組み合わせる
筋トレに加えて、有酸素運動を組み合わせることで、より効率よく体脂肪を減らすことができます。
有酸素運動は脂肪をエネルギーとして利用しやすく、心肺機能の向上や生活習慣病の予防にも役立ちます。
ただし、有酸素運動だけでは筋肉量を維持することは難しいため、筋トレとの組み合わせが理想です。
おすすめは、
- 筋トレを20〜30分
- その後にウォーキングを10〜30分
という流れです。
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⑤睡眠を整えて脂肪が燃えやすい体をつくる
「ダイエットと睡眠は関係ない」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、睡眠は体脂肪率を改善するうえで欠かせない要素の一つです。
睡眠不足が続くと、食欲を増やすホルモン「グレリン」が増え、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少するといわれています。その結果、甘いものや脂っこいものを食べたくなり、必要以上にカロリーを摂取してしまうことがあります。
さらに、睡眠中には筋肉の修復や成長を促すホルモンも分泌されます。睡眠時間が不足すると筋肉の回復が遅れ、トレーニングの効果も十分に得られません。
体脂肪率を下げるためには、運動や食事だけでなく、質の高い睡眠を確保することも重要です。


⑥ストレスをため込まない
ダイエットを続けていると、「頑張っているのに思うように結果が出ない」と感じることがあります。
そんなときに無理を重ねると、ストレスが大きくなり、かえって体脂肪率が下がりにくくなることがあります。
ストレスを受けると、体内では「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
そのため、ダイエットでは「頑張ること」だけでなく、「リラックスする時間をつくること」も大切です。
例えば、
- 軽いウォーキングを楽しむ
- 好きな音楽を聴く
- 趣味の時間をつくる
- 家族や友人と会話を楽しむ
- 深呼吸やストレッチを行う
といった習慣は、心身のリフレッシュにつながります。
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⑦まずは3か月続けることを目標にする
体脂肪率は、数日や1〜2週間で大きく変化するものではありません。
そのため、「1週間頑張ったのに変わらない」と諦めてしまうのは、とてももったいないことです。
健康的に体脂肪率を下げる目安は、1か月で体重の約1〜2%程度の減少といわれています。
例えば体重70kgの人であれば、1か月で0.7〜1.4kg程度の減量でも十分に順調です。



私がこれまで指導してきた方の多くも、「最初の1か月はあまり変化を感じなかったけれど、3か月後には服がゆるくなった」「健康診断の数値が改善した」と実感されています。
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やってはいけない体脂肪率の落とし方
体脂肪率を早く下げたいと思うあまり、間違ったダイエット方法を選んでしまう人は少なくありません。
実際に私がパーソナルトレーナーとして指導してきた中でも、
「一時的には体重が減ったけれど、すぐにリバウンドした」
「以前より疲れやすくなった」
という相談を多く受けてきました。
体脂肪率を健康的に改善するためには、「何をするか」だけでなく、「何をしてはいけないか」を知ることも大切です。
ここでは、40代・50代が特に注意したい4つのポイントを紹介します。
①極端な食事制限
「とにかく食べる量を減らせば痩せる」と考えて、極端な食事制限を行うのは避けましょう。
確かに、摂取カロリーを大幅に減らせば体重は短期間で落ちることがあります。
しかし、その多くは脂肪だけでなく、水分や筋肉も一緒に失われています。
筋肉量が減ると基礎代謝が低下し、以前よりエネルギーを消費しにくい体になってしまいます。その結果、食事量を元に戻した途端に体重が増えやすくなり、リバウンドにつながるケースも少なくありません。
②体重だけを追いかけるダイエット
ダイエット中は体重計の数字が気になり、毎日一喜一憂してしまう人も多いでしょう。
しかし、体重だけを目標にすると、本当に大切な変化を見逃してしまうことがあります。
例えば、筋力トレーニングを始めると、筋肉量が維持・増加する一方で体脂肪が減るため、体重はあまり変わらなくても見た目が大きく引き締まることがあります。
逆に、食事制限だけで体重を減らした場合は、筋肉量も減少し、体脂肪率が思うように改善しないケースもあります。



私が指導する際も、「何kg減ったか」より、「体脂肪率が下がったか」「ウエストが細くなったか」「疲れにくくなったか」といった変化を重視しています。
体重はあくまでも健康状態を確認する一つの指標です。
ダイエットの本当の目的は、生活習慣を整え、健康的な体を維持することだということをおさえておきましょう(^^)
③有酸素運動だけに頼る
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼に効果的な運動です。
しかし、有酸素運動だけに頼ったダイエットでは、筋肉量が減少しやすくなる可能性があります。
筋肉量が減れば基礎代謝も低下し、長期的には痩せにくい体になってしまいます。
特に40代・50代では、加齢によって筋肉量が自然に減少しやすいため、有酸素運動だけでは十分とはいえません。
体脂肪率を効率よく下げるためには、筋力トレーニングで筋肉を維持しながら、有酸素運動で脂肪を燃焼させることが大切です。
④短期間で結果を求める
「1か月で10kg痩せたい」
「来月までに体脂肪率を大幅に下げたい」
と考えてしまうことはありませんか。
しかし、体脂肪率は短期間で大きく変化するものではありません。
無理なダイエットを行うと、筋肉量の減少やリバウンドだけでなく、体調を崩す原因にもなります。
健康的に体脂肪率を改善するためには、生活習慣を少しずつ見直し、それを継続することが何よりも重要です。



一般的には、1か月で体重の1〜2%程度の減少が無理のないペースとされています。
イベントや行事などで緊急性がない限りは、正しい方法をコツコツ積み重ねるのがおすすめです(^^)
よくある質問(FAQ)
体脂肪率は何%まで下げればいいですか?
体脂肪率の理想値は、年齢や性別、運動習慣によって異なります。
一般的な目安としては、
- 男性 10〜19%
- 女性 20〜29%
程度が健康的な範囲とされています。
ただし、数値だけを追い求めるのではなく、筋肉量を維持しながら適正範囲を目指すことが大切です。
体脂肪率は毎日測った方がいいですか?
毎日測定しても問題ありませんが、一日の数値に一喜一憂しないことが大切です。
体脂肪率は、食事や水分量、運動、入浴などの影響を受けるため、同じ人でも一日の中で数%変動することがあります。
体重が減らなくても体脂肪率は下がりますか?
はい、十分にあり得ます。
筋力トレーニングを行いながらダイエットをすると、脂肪が減る一方で筋肉量が維持・増加することがあります。
筋肉は脂肪よりも密度が高いため、体重はあまり変わらなくても、体脂肪率は下がり、見た目が引き締まるケースは珍しくありません。



私がパーソナルトレーナーとして指導している方の中にも、「体重は変わっていないのに、体脂肪率は5%近く改善し、ウエストが細くなった」という方もいます。
有酸素運動だけでも体脂肪率は下がりますか?
有酸素運動だけでも体脂肪率を下げることは可能です。
しかし、有酸素運動だけでは筋肉量を維持することが難しく、長期間続けると基礎代謝が低下する可能性があります。
家庭用体組成計とInBodyはどちらが正確ですか?
より詳しく体組成を分析したい場合は、InBodyの方が高い精度で測定できます。
InBodyは両手・両足から電気を流して測定するため、筋肉量や体脂肪量、部位別の筋肉バランスなどを詳しく確認できます。
一方、家庭用体組成計は毎日の変化を手軽にチェックできる点が大きなメリットです。
そのため、目的に応じて使い分けることをおすすめします。
- 家庭用体組成計:毎日の体脂肪率や体重の変化を確認する
- InBody:月1回程度、筋肉量や体脂肪量を詳しく分析する



私自身も、日々の体重管理は家庭用体組成計で行い、InBody測定ができる環境があれば、定期的にInBodyで測定して体の変化を確認することをおすすめしています(^^)
まとめ
体脂肪率は、健康状態や体づくりの成果を確認するための大切な指標です。
多すぎても少なすぎても体に悪影響になりますので、体脂肪のことを正しく知って、健康的な体を目指していきましょう。



食事・運動・睡眠・ストレス管理をバランスよく整えることが、健康的な体へと近づいていきます。
もし今日この記事を読んで、「何か一つ始めてみよう」と思えたなら、取り組みやすいことから始めてみましょう(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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