「最近疲れが取れない」
「イライラしやすくなった」
「寝てもスッキリしない」
40代・50代になると、「年齢のせいかな」と考えてしまうこともありますが、こうした変化にはストレスが関係していることがあります。

ただし、ストレスそのものがすべて悪いわけではありません。
問題になるのは、強いストレスや慢性的なストレスが続き、心と体の回復が追いつかなくなることです。
ストレスが続くと、自律神経や睡眠などに影響し、疲労感や体調の変化として現れることがあります。
この記事では、
- ストレスとは何か
- ストレスを受けると体にどのような変化が起こるのか
- ストレスが長く続くとどのような影響があるのか
- ストレスと上手に付き合うために何ができるのか
を、体育教師・パーソナルトレーナーの視点からわかりやすく解説します。
ストレスとは何か?
ストレスは悪者ではない
「ストレス」と聞くと、多くの人は悪いものというイメージを持つかもしれません。
しかし本来、ストレスそのものは悪いものではありません。
例えば、
- 緊張する試験
- 新しい仕事
- スポーツの試合
などもストレスです。
適度なストレスは集中力や行動力を高める働きがあります。
問題なのは、強いストレスや長期間続くストレスです。



私たちの体は本来、ストレスを受けても回復できるようにできています。しかし回復が追いつかなくなると心身に不調が現れ始めます。
ストレスの原因になるもの
ストレスの原因は人によって異なります。
私たちは「ストレス」というと仕事や人間関係などをイメージしがちですが、原因になるものは精神的な悩みだけではありません。
| ストレスの要因 | 具体例 |
|---|---|
| 心理的・社会的要因 | 仕事、人間関係、将来への不安など |
| 身体・生理的要因 | 病気、睡眠不足、疲労など |
| 物理的な要因 | 暑さ、寒さ、騒音など |
つまり、ストレスの原因は一つではなく、さまざまな要因が重なっている場合もあります。
「仕事でストレスを感じている」と思っていても、実際には睡眠不足や疲労が重なり、心身への負担が大きくなっていることもあります。
ストレスを受けると体の中で何が起こるのか
自律神経が緊張状態になる
ストレスを受けると、自律神経のうち交感神経が優位になります。
交感神経は、
- 心拍数を上げる
- 血圧を上げる
- 筋肉を緊張させる
といった働きを持っています。
これは危険から身を守るための正常な反応です。
しかしストレス状態が長く続くと、体は常にアクセルを踏み続けている状態になります。
その結果、
- 疲れやすい
- 肩こり
- 首こり
- 頭痛
などが起こりやすくなります。
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ストレスホルモンが増える
ストレスを受けると、体ではコルチゾールなどのホルモンが分泌されます。
コルチゾールは、ストレスに対応するために必要なホルモンで、血糖値の維持や炎症の調節など、体を守るための重要な働きをしています。
そのため、コルチゾールそのものが「悪いホルモン」というわけではありません。
一方で、強いストレスが慢性的に続くと、心身への負担が大きくなる可能性があります。
睡眠の質が低下する
ストレスが続くと脳が興奮状態になり、
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 朝スッキリ起きられない
といった睡眠の変化が現れることがあります。
睡眠不足が続けば、心身を十分に休ませることが難しくなり、ストレスと睡眠不足の悪循環につながることもあります。
ストレスを放置するとどうなる?
慢性的な疲労感
「朝起きても疲れが残る。」
「休日に休んでも回復しない。」
こうした疲労感が続いている場合、ストレスや睡眠不足など複数の要因が関係している可能性があります。
生活習慣病のリスクが高まる
慢性的なストレスは、血圧など身体のさまざまな反応に関係します。
また、ストレスが続くことで、
- 食べ過ぎる
- お酒の量が増える
- 運動する機会が減る
- 睡眠が乱れる
といった生活習慣の変化が重なることもあります。
心の不調につながることもある
ストレス状態が長く続くと、
- やる気が出ない
- 気分が落ち込む
- イライラする
- 集中しにくい
- よく眠れない
など、心や体にさまざまな変化が現れることがあります。
こうしたサインに早めに気づき、休息をとったり生活を見直したりすることが大切です。
ストレスと上手に付き合うために
ストレスを完全になくすことはできません。



大切なのは、ストレスをため込み続けず、心と体を回復させる時間をつくることです。
私が健康づくりをサポートするときにも、特別な方法をいくつも取り入れるより、まずは基本的な生活習慣を整えることを大切にしています。
例えば、
- 無理のない範囲で体を動かす
- 湯船に浸かってリラックスする
- 十分な睡眠時間を確保する
- 疲れているときはしっかり休む
- 自分が気分転換できる時間をつくる
などです。
運動を取り入れるなら、いきなり激しい運動をする必要はありません。
【まとめ】
ストレスは、決してすべてが悪いものではありません。



私たちが環境の変化に対応するために起こる自然な反応でもあります。
一方で、強いストレスや慢性的なストレスが続けば、睡眠や疲労感、気分など、心と体のさまざまな部分に変化が現れることがあります。
大切なのは、ストレスをゼロにしようとすることではなく、自分のストレスサインに気づき、回復できる生活をつくることです。
まずは、
- 睡眠を確保する
- 無理のない範囲で体を動かす
- 入浴などでリラックスする
- 疲れているときは休む
など、できることから始めてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考にした公的機関・資料
- 厚生労働省「こころの耳|ストレスとは」
- 厚生労働省「こころの耳|ストレスへの気づき」
- 厚生労働省「ストレスのサイン」


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