「ダイエット中だから間食は我慢しなきゃ」
「夕方にお腹が空いて、夕食を食べ過ぎてしまう」
「何をどのくらい食べればよいのかわからない」
このような悩みはありませんか?
結論から言うと、ダイエット中でも間食を一律にやめる必要はありません。大切なのは、1日の食事全体に収まる量にし、次の食事までの空腹をやわらげる目的で使うことです。
厚生労働省と農林水産省の食事バランスガイドでは、菓子と嗜好飲料は1日200kcal程度が目安とされています。ただし、これは全員に共通する減量用の上限ではありません。体格、活動量、食事量、減量目標に合わせて調整しましょう。参考情報1

この記事では、40代と50代の運動初心者がスーパーやコンビニで選びやすい15品を、1回量とエネルギーの目安つきで紹介します。
現役の保健体育教員とパーソナルトレーナーとしての実践的な視点に、公的情報を加えて解説します。
- ダイエット中に間食を取り入れるときの考え方
- 間食を選ぶ5つのポイント
- おすすめ15品の1回量とエネルギー目安
- 控えたい間食と食べ過ぎを防ぐ工夫
ダイエット中でも間食はしていい!
「ダイエット中なのに間食をしてもいいの?」
この疑問を持つ方は少なくありませんし、私が指導しているクライアントにもよく聞かれる質問です。
結論から言うと、ダイエット中でも間食はして大丈夫です。
なぜ大丈夫かをこれから解説していきます。
間食=太るは誤解
「間食をすると太る」と思われる理由は、お菓子やジュースなどを食べ過ぎてしまうケースが多いためです。
例えば、
- ポテトチップスを一袋食べる
- 甘い菓子パンを毎日食べる
- 砂糖入りのジュースを飲む
これらはカロリーが高いだけでなく、糖質や脂質も多く含まれているため、エネルギーの摂り過ぎにつながります。
太る原因は「間食そのもの」ではなく、「食べ過ぎ」や「食品選び」にあります。
間食を取り入れるメリット
食は、ダイエット中の全員に必要なものではありません。ただし、昼食から夕食まで長く空く日や、空腹で夕食を食べ過ぎやすい人には役立つことがあります。
夕食前の強い空腹をやわらげやすい
昼食から夕食までの時間が長いと、夕食前の空腹が強くなることがあります。そのような日は、あらかじめ量を決めた間食を取ると、早食いや食べ過ぎを防ぎやすくなります。間食を追加した分は、1日の食事全体で調整しましょう。
我慢しすぎを避けて続けやすくする
好きなものを完全に禁止すると、反動で食べ過ぎる人もいます。食べる量と回数を先に決めておけば、間食を失敗扱いにせず、長く続けやすい食事管理につなげられます。
食事で不足した栄養を補いやすい
ゆで卵や無糖ヨーグルト、果物、煎り大豆などを選べば、食事だけでは不足したタンパク質、食物繊維、ビタミンやミネラルを補えます。ただし、間食だけで筋肉量を維持できるわけではありません。1日全体の食事と、筋力トレーニングを含む運動習慣が基本です。
ダイエット中の間食選びで大切な5つのポイント
間食なら何でもよいわけではありません。量を決めずに食べると、体によい食品でもエネルギーの取り過ぎにつながります。次の5項目を基準にすると、スーパーやコンビニでも選びやすくなります。
タンパク質を含む食品を選ぶ
食事だけではタンパク質が足りない日は、ゆで卵、ギリシャヨーグルト、サラダチキン、煎り大豆などが候補になります。
タンパク質を含む間食は満足感を得やすい一方、商品によって脂質、食塩、エネルギー量が異なります。
高タンパクという表示だけで決めず、栄養成分表示と1回量も確認しましょう。
GI値だけで決めない
GI値は、炭水化物を含む食品を食べた後の血糖値の上がり方を示す指標です。
選び方の参考にはなりますが、低GIなら量を気にせず食べてよいわけではありません。
エネルギー量、1回量、食物繊維、食事全体のバランスと合わせて考えましょう。
食物繊維を取れる食品を選ぶ
果物、煎り大豆、ナッツなどは食物繊維も取れる間食です。食物繊維は便通や食後血糖の上がり方に関わりますが、急に増やすとお腹が張ることがあります。少量から始め、水分も一緒に取りましょう。
1回100から200kcalを目安に量を決める
厚生労働省と農林水産省の食事バランスガイドでは、菓子と嗜好飲料は1日200kcal程度が目安です。
本記事では、減量中に食事量を圧迫しにくい実践的な範囲として、1回100から200kcalを目安にします。
必要量には個人差があるため、食事で十分に満たされていて空腹もなければ、間食を取る必要はありません。
食べる時間は生活リズムに合わせる
昼食と夕食の間が長く、夕方に空腹が強くなる人は、午後3時から4時頃が取り入れやすい時間です。ただし、この時間に食べれば太りにくいという意味ではありません。次の食事までの間隔、運動の予定、1日の摂取量に合わせて決めましょう。
夜遅い間食が直ちに体脂肪へ変わるわけではありませんが、大きな間食が続くと1日の摂取量が増えやすくなります。夜に空腹が続く場合は、夕食の量や内容、睡眠時間を先に見直し、それでも必要な日は少量にとどめましょう。
ダイエット中におすすめの間食15選



ここからは、私がパーソナルトレーナーとして実際によくおすすめしていて、私自身も取り入れている間食を紹介します。
「健康に良い」と言われる食品でも、栄養バランスや満腹感はさまざまです。
それぞれの特徴を理解し、自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
【早見表】ダイエット中におすすめの間食15選
エネルギー量は標準的な食品成分値や一般的な商品表示から見た概算です。商品、製法、大きさによって変わるため、市販品はパッケージの栄養成分表示を優先してください。
| 食品 | 1回量の目安 | エネルギー目安 | 選ぶポイント |
| ゆで卵 | 1個 | 約70から80kcal | 量を決めやすい |
| ギリシャヨーグルト | 100から150g | 約60から150kcal | 無糖を基本にタンパク質量を確認 |
| サラダチキン | 50から100g | 約55から130kcal | 脂質と食塩を表示で確認 |
| プロテイン | 水で1回分 | 約80から130kcal | 糖質と1回量を確認 |
| 素焼きアーモンド | 15から20g | 約90から125kcal | 無塩で小分けにする |
| ミックスナッツ | 15から20g | 約90から130kcal | 砂糖と油を加えていないもの |
| 煎り大豆 | 20から30g | 約85から130kcal | 食べ過ぎによる腹部膨満に注意 |
| キウイ | 1から2個 | 約50から100kcal | ジュースではなく果実で |
| バナナ | 中1本 | 約80から100kcal | 運動前にも使いやすい |
| リンゴ | 2分の1個 | 約55から85kcal | 皮ごと食べる場合はよく洗う |
| 高カカオチョコ | 10から15g | 約55から90kcal | 高カカオでも量を決める |
| チーズ | 20から30g | 約60から120kcal | 脂質と食塩を確認 |
| あたりめ | 10から20g | 約30から65kcal | 食塩と味付けを確認 |
| 干し芋 | 30から50g | 約85から150kcal | 大袋から小分けにする |
| 無糖ヨーグルト | 100から200g | 約55から130kcal | 加える砂糖や蜂蜜も計算する |
万人にとって最強の間食が1つあるわけではありません。持ち運びやすさ、空腹の強さ、次の食事までの時間、運動の有無に合わせて選びましょう。
目的別に詳しく比較したい方へ
仕事中や外出先へ持ち運びたい ダイエットと間食向けのおすすめプロテインバー7選
乳製品から選びたい ダイエット中に選びやすい高タンパク質ヨーグルト7選
お菓子感覚を残したい 高タンパク質のお菓子おすすめ7選
高タンパク食品
高タンパク食品は、食事だけではタンパク質が足りない日や、次の食事まで長く空く日の選択肢です。
筋肉量の維持は、1日全体のタンパク質と運動習慣が基本です。間食は不足分を補う役割と考えましょう。
チーズ、サラダチキン、あたりめは商品によって脂質や食塩量が異なるため、栄養成分表示も確認してください。
ナッツ・大豆製品
ナッツや煎り大豆は、食物繊維やタンパク質を取れる一方、ナッツは少量でもエネルギーが高めです。
袋から直接食べず、15から20gを先に取り分けましょう。
砂糖や油を加えた商品はエネルギー量が増えやすく、塩味の強い商品は食塩量が増えます。素焼き、無塩の商品を選ぶと管理しやすくなります。
果物
「果物は糖質が多いから太る」と思われることがありますが、適量であればダイエット中でも問題ありません。
果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化成分など、健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
特にバナナは運動前後のエネルギー補給にも適しており、価格もお手頃で手に入りやすいのも魅力です。
甘いものを楽しみたいとき
甘いものを完全に我慢する必要はありません。高カカオチョコレートは、商品によって砂糖が少なめでも脂質とエネルギー量は高いため、2から3かけを先に取り分けます。
干し芋は食物繊維を取れますが、水分が少ない分、同じ重さのさつまいもよりエネルギーが集中しています。GI値だけで判断せず、30から50gを目安にしましょう。無糖ヨーグルトは、果物を少量合わせると甘みを足しやすくなります。
間食する量の目安
| 食品 | 1日の摂取量の目安 | 分かりやすい量のイメージ | 摂取時の注意点 |
|---|---|---|---|
| ゆで卵 | 1個 | M~Lサイズ1個 | ほかの食事で卵を食べる日は量を調整する |
| ギリシャヨーグルト | 100~150g | 市販品1個程度 | 加糖タイプは糖質が増えるため、無糖タイプがおすすめ |
| サラダチキン | 50~100g | 市販品の1/2~1袋程度 | 商品によって食塩量が異なるため、栄養成分表示を確認する |
| プロテイン | 1回分 | たんぱく質15~20gを補える量(粉末約20~30g) | 食事で十分なたんぱく質が取れている場合は無理に追加しない |
| 素焼きアーモンド | 15~20g | 約15~20粒 | 脂質とカロリーが高いため、袋から直接食べず小分けにする |
| ミックスナッツ | 15~20g | 手のひらに軽く1杯 | 無塩・素焼きタイプを選び、アーモンドと重ねて食べない |
| 煎り大豆 | 20~30g | 手のひらに軽く1杯 | 食物繊維が多いため、一度に食べすぎるとお腹が張る場合がある |
| キウイ | 1~2個 | 可食部約100~200g | ほかの果物と合わせて1日200g程度を目安にする |
| バナナ | 1本 | 中サイズ1本 | 運動前後にも向くが、ほかの果物や主食との重複に注意する |
| リンゴ | 1/2個程度 | 可食部約100~150g | ジュースではなく、食物繊維を取れる果実のまま食べる |
| 高カカオチョコレート | 10~15g | 2~3かけ程度 | 高カカオでも脂質とカロリーは高いため、食べすぎに注意する |
| チーズ | 20~30g | 個包装タイプ1~2個 | 脂質と食塩を含むため、低脂肪・減塩タイプも活用する |
| あたりめ | 10~20g | 軽くひとつかみ | 商品によって食塩量が多いため、食べる量と味付けを確認する |
| 干し芋 | 30~50g | 小さめ2~3切れ程度 | 自然な食品でも糖質とカロリーが高いため、大袋のまま食べない |
| 無糖ヨーグルト | 100~200g | 小鉢1杯程度 | 砂糖やはちみつを加える場合は、その分のカロリーも考慮する |
ダイエット中に避けたい間食
好きなお菓子を絶対に禁止する必要はありません。私も食べることがあります。大切なのは、頻度と量を決め、普段の食事や活動量を含めて調整することです。
菓子パン、ドーナツ、スナック菓子、砂糖入り飲料などは、少量でもエネルギーを取りやすく、満足する前に食べ過ぎることがあります。毎日の習慣にせず、食べるときは1回分を決めましょう。
糖質を一度に取りやすい食品
砂糖を多く含む菓子や飲料を一度に取ると、食後血糖が大きく変動しやすくなります。ただし、体重管理は血糖値だけで決まるものではありません。摂取エネルギー、食べる量、頻度、食事全体の質を合わせて考えましょう。
甘いものが欲しい日は、果物、無糖ヨーグルト、量を決めた高カカオチョコレートなどへ置き換える方法があります。置き換えた食品も食べ放題にはせず、早見表の1回量を目安にしてください。
ダイエット中の間食でよくある質問(FAQ)
まとめ
ダイエット中でも、間食を一律にやめる必要はありません。間食は痩せるための食品ではなく、強い空腹をやわらげ、食事管理を続けやすくするための選択肢です。
- 空腹でなければ、間食は取らなくてよい
- 食べる日は1回100から200kcalを実践的な目安にする
- タンパク質や食物繊維だけでなく、1回量と栄養成分表示も見る
- 午後3時から4時は一例で、生活リズムと次の食事までの時間で決める
- 好きなお菓子は完全に禁止せず、量と頻度を先に決める



まずは、よく空腹になる時間を確認し、この記事の早見表から1品だけ選んで1回分を取り分けてみてください。
間食を含む食事全体の整え方は、ダイエットの基本をまとめた総合ガイドで確認できます。
40代からのダイエット総合ガイド 食事と運動を無理なく続ける手順を順番に解説しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考文献と参考情報
1. 厚生労働省 健康日本21アクション支援システム お菓子や間食の取り入れ方 2025年2月17日更新
3. Augustin LSA et al Glycemic index glycemic load and glycemic response 2015






コメント