【初心者向け】ビタミンの基本 ─ 体の調子を整える栄養素の大きな力

体育教師×スポーツトレーナーのしゅんせいです。

「ビタミンは意識して摂った方がいいですか?」
「ビタミンはサプリを摂っていればいいですか?」

そんな疑問を持つ人は多く、実際に現場でもよく聞かれる質問です。

筋トレ、ダイエット、仕事、育児…
どんなライフスタイルでも、体調が崩れると全てのパフォーマンスが落ちます。

そこで重要になるのが「ビタミン」。
量としては微量ですが、栄養の吸収・代謝・免疫・疲労回復など、多くの機能を支える“縁の下の力持ち”です。

この記事では、初心者向けにビタミンの基礎をまとめてわかりやすく解説します。
食事管理が苦手な方や、サプリを検討している方にも役立つ内容です。

目次

ビタミンって何?

ビタミンは、体の機能を正常に保つために必要な栄養素で、五大栄養素の1つです。

五大栄養素…炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル
ちなみに三大栄養素は…炭水化物、タンパク質、脂質

タンパク質・脂質・炭水化物のようにエネルギーにはなりませんが、栄養素の働きをサポートする重要な役割を持っています。

多くのビタミンは体内でほとんど合成できず、食事から摂取する必要があります。
不足すると、疲労感・免疫低下・皮膚のトラブル・筋肉痛の回復遅延などが起こりやすくなります。

ビタミンの役割

ビタミンは種類ごとに役割が異なりますが、共通するポイントは以下の3つです。

  • 体調を整える
    粘膜・皮膚・髪・神経・ホルモンなど、組織の正常な働きを維持します。
  • 栄養素の代謝をサポート
    糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変える補酵素として働きます。
    → 不足=エネルギーが作れず疲れやすい
  • 抗酸化作用
    運動やストレス、加齢で増える酸化ダメージから体を守ります。
    → 老化予防、疲労回復、免疫力維持にも関与

ビタミンの種類

ビタミンは現在、13種類が主に認められています。
分類は以下の2つです。

・水溶性ビタミン(9種類)
・脂溶性ビタミン(4種類)

具体的には次の通りです。

水溶性ビタミン

  • 水に溶ける
  • 過剰分は尿として排出されやすい
  • 毎日一定量を取る必要がある
  • 加熱調理で失われやすい
ビタミン役割
ビタミンB1疲労回復、神経機能の調節、食欲増進
ビタミンB2脂質の代謝、皮膚や粘膜の健康維持、成長促進
ビタミンB6タンパク質や脂質の代謝、神経伝達物質の合成、肌荒れ予防
ビタミンB12タンパク質の代謝、赤血球の生成、神経機能の維持
ビタミンC抗酸化作用、コラーゲンの生成、メラニン色素の生成抑制
ナイアシン3大栄養素の代謝を助ける、アルコールの分解
パントテン酸エネルギーの生成、ストレスへの抵抗力を高める、皮膚や粘膜の健康維持
ビオチン皮膚や髪、神経の健康維持、エネルギー代謝
葉酸造血作用、細胞分裂や成長の促進、胎児の発育を助ける

筋トレや忙しい人ほど不足しやすい

脂溶性ビタミン

  • 油に溶ける
  • 体に蓄積されやすい
  • 摂りすぎに注意
  • 食事の脂質と一緒に吸収される
ビタミン役割
ビタミンA目の健康維持、皮膚・粘膜を健康に保つ
ビタミンDカルシウムとリンの吸収促進、骨や歯の強化
ビタミンE抗酸化作用、老化防止、肌荒れ防止
ビタミンK骨の形成、血液凝固作用、タンパク質の生成

極端に脂質を制限するダイエットは吸収悪化

ビタミンの別名

ちなみにビタミンには「化学名」がそれぞれあります。
呼び方が違うだけなので、「あ、このビタミンのことなんだな」って思ってもらえれば(^^)

  • ビタミンB1 = チアミン
  • ビタミンB2 = リボフラビン
  • ビタミンB6 = ピリドキシン
  • ビタミンB12 = コバラミン
  • ビタミンC =アスコルビン酸
  • ナイアシン = ニコチン酸
  • パントテン酸 = ビタミンB5
  • ビオチン = ビタミンH
  • 葉酸 = プテロイルグルタミン酸
  • ビタミンA = レチノール / β-カロテン
  • ビタミンD = カルシフェロール
  • ビタミンE = トコフェロール
  • ビタミンK = フィロキノン

1日のビタミンの摂取量の目安

ビタミンは種類ごとに必要量が異なります
ここでは初心者が迷わないための考え方を示します。

1つ1つの必要量を覚えて意識するのは、かなりハードルが高いので、
今回の「ビタミンの基本」での記事では割愛しますね。

なので、この基本編ではビタミンをうまく摂るための「食事の考え方」を示します。

1日食の中で、バランスよく組み合わせるのが基本

  • 主食
  • タンパク質(肉、魚、卵など)
  • 野菜
  • 果物
  • 海藻
  • 発酵食品

サプリはあくまで補助

  • 疲労が抜けない
  • トレーニング強度が高い
  • 食事が偏る

といった状況ではサプリは有効です。

ただし、脂溶性ビタミンは過剰摂取リスクがあるので注意

ビタミンを効率よく摂取するコツ

「偏り」ではなく「バランスよく」を意識する

ビタミンは1つの食品だけで完結しません。
例えば、ビタミンCは野菜や果物に多く含まれますが、ビタミンB群は肉・魚・玄米に多いです。
そのため、

1食に1〜2種類の野菜 + タンパク源 + 主食
という組み合わせを基本にすると、自然と摂取量をカバーできます。

色の違う野菜を選ぶのがポイント
赤(トマト)・緑(ほうれん草)・黄色(パプリカ)など、色が濃いほどビタミンが豊富です。

「調理方法」で吸収効率が変わる

同じ食品でも調理方法でビタミン量は変化します。

水溶性ビタミン(B群・C)

  • 熱に弱い
  • 水に溶け出す

生食・蒸す・短時間加熱が理想
ブロッコリーは茹でずに「レンジ蒸し」がおすすめ。

脂溶性ビタミン(A・D・E・K)

  • 油と一緒で吸収UP
  • サラダだけだと吸収効率が低い

例)人参・ほうれん草 → ごま油で軽く炒める
  オリーブオイル・ナッツなどと合わせる

食間で少量ずつ摂る(特に水溶性)

水溶性ビタミンは一気に多く摂っても、体に蓄積されず尿として排出されます。

3食に分けて少量ずつ取り入れる方が効率的

(例)
・朝:果物・ヨーグルト・卵
・昼:肉・玄米・サラダ
・夜:魚・緑黄色野菜・味噌汁

運動・睡眠・腸内環境も重要

ビタミンは吸収され・活用されて初めて効果を発揮します。

  • 運動 → 代謝UPでビタミンの働きが高まる
  • 睡眠 → 回復・細胞修復にビタミンが使われる
  • 腸内環境 → 吸収効率に直結

生活習慣とのセットで考えることが大切

ビタミンの多い食品リスト

日常的にとりやすい食品で例に挙げてみます。

水溶性ビタミンが多い食品

  • 玄米
  • 豚肉(B1)
  • 魚、卵(B6、B12)
  • 納豆、味噌(ビオチン)
  • 緑黄色野菜(葉酸)
  • 柑橘系の果物(C)
  • パプリカ、ブロッコリー(C)

脂溶性ビタミンが多い食品

  • レバー(A)
  • にんじん、かぼちゃ(A)
  • 鮭、サバ、卵(D)
  • ナッツ類(D)
  • 納豆(K)
  • ほうれん草(A・K)

単一食品に限らず、複数の食品からバランスよく摂ること

取りすぎ・偏りのリスク

どの栄養にも取りすぎ、偏りによるリスクはあります。
もちろんビタミンも同じですので、そこのリスクも知っておきましょう。

水溶性ビタミンの過剰摂取

比較的安全ですが、

  • 下痢
  • 胃腸不調
  • サプリの過剰摂取による吸収阻害

などのケースがあります。

脂溶性ビタミンの過剰摂取

脂溶性ビタミンは体に蓄積されやすいので、摂りすぎ注意です。

  • ビタミンA:頭痛、肝機能障害
  • ビタミンD:腎障害
  • ビタミンE:血液凝固異常
  • ビタミンK:薬剤との相互作用

食事+サプリで過剰摂取に気を付けましょう

まとめ

ビタミンは量としては微量でも、代謝・免疫・回復など体の根幹を支える重要な栄養素です。

  • 13種類 → 水溶性 & 脂溶性に分類
  • 水溶性=毎日補給/脂溶性=過剰注意
  • 多様な食品を組み合わせて摂る
  • サプリは不足部分の補助

生活や体の質を上げるためにも、バランスよく摂取しましょう。

また、三大栄養素である「炭水化物、タンパク質、脂質」に関してはこちら記事に書いてありますので、よかったらこちらも参考にしてください(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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