体の中で何が起きているのか?元体育教師が教える喫煙のリスク

元保健体育教師で、現在はスポーツトレーナーとして活動しているしゅんせいです。

現場でタバコのことについて聞かれることがありますので、

今回は「喫煙」についてお話しします。

目次

はじめに

まず私の考えから

タバコは「百害あって一利なし」です!

私はもちろん吸わないですし、大切な家族や友人、関わってくださるクライアント様にもそのように伝えています。

タバコを吸っている方の中には

「体に悪いのは分かってるけど、やめられない…」

特に理由ないけど今までずっと吸ってきてるからねぇ…

このように思っている人も多いのではないでしょうか

この記事を読んでくださる皆様には、タバコの正しい知識を知って

自分や周りの大切な人の健康のために「これからも吸うのはやめておこう」「禁煙頑張ってみようかな」

って、気持ちになっていただけたら嬉しいです!

この記事では、

  • タバコの基礎知識や成分
  • 体の中で起きていること
  • 主流煙と副流煙の違い
  • 喫煙のメリット・デメリットや金銭的な影響

などを、健康の専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

タバコを吸う人も吸わない人も、ぜひ最後まで読んでみてください。

タバコの歴史

タバコの起源は紀元前にまでさかのぼり、もともとは南アメリカの先住民が宗教儀式医療目的で使用していたとされています。

16世紀にヨーロッパへ伝わり、嗜好品として世界中に広まりました。

タバコの語源は、スペイン語の「tabaco」から来ており、もともとは植物の名前だったと言われています。

日本には戦国時代末期にポルトガル人によって伝えられ、江戸時代には庶民にも定着しました。

ただ、近年は喫煙者の数が減ってきたのが、このグラフから分かりますね。

引用:成人喫煙率(厚生労働省国民健康・栄養調査)
https://www.health-net.or.jp/tobacco/statistics/kokumin_kenkou_eiyou_report.html

タバコの基礎知識

タバコの種類

ひとくちに「タバコ」と言っても、実はいくつか種類があります。

それぞれの特徴を知ることで、喫煙による健康への影響やリスクを正しく理解することができます。

紙巻きタバコ(一般的なタバコ)

もっとも一般的なタイプで、葉タバコを紙で巻いたもの。

火をつけて燃やすことで煙を吸い込みます。

この煙にはニコチン・タール・一酸化炭素が多く含まれており、自分にも周りの人にも健康への悪影響が最も大きいタイプです。

電子タバコ(VAPEタイプ)

リキッド(液体)を電気で加熱し、ニコチンを含まない蒸気を吸うタイプです。

タールや一酸化炭素が発生しないため、紙巻きタバコに比べると体への負担は少ないといわれます。

ただし、リキッドの成分や吸引回数によっては気道への刺激が強く、咳や喉の痛みを感じる人もいます。

葉巻(シガー)

紙巻きタバコよりも葉が厚く、煙を肺まで吸い込まず口で味わうのが一般的です。

煙の量が多く、発がん性物質の量も多いため、健康リスクは決して低くありません。

無煙タバコ(かみタバコ・嗅ぎタバコ)

口の中にタバコの葉を入れてニコチンを摂取するタイプ。

煙を出さないため「安全」と思われがちですが、口腔がんや歯周病のリスクが高いことが分かっています。

シーシャ(水タバコ)

中東発祥の喫煙スタイルで、近年日本でも人気が高まっているのが「シーシャ(水タバコ)」です。

香り付きのタバコの葉を炭で加熱し、水を通した煙を吸うのが特徴。

水を通すことで「有害物質が除去される」と思われがちですが、実際はそうではありません。

ニコチン・タール・一酸化炭素などは残っており、長時間吸うことで摂取量が増える傾向にあります。

一度のシーシャで吸い込む煙の量は、紙巻きタバコ数十本分に相当するともいわれており、健康リスクは決して低くないのです。

どのタイプにも共通して言えるのは、“完全に安全なタバコは存在しない”ということです。

タバコの成分

タバコの煙には約4000種類の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上が有害物質約70種類が発がん性物質とされています。

代表的な成分として、ニコチン(依存性物質)、タール(発がん物質)、一酸化炭素(酸素運搬を妨げる)が挙げられます。

ニコチン

タバコの「依存性」を生み出す成分です。

喫煙によって吸い込まれたニコチンは、数秒で脳に到達しドーパミンの分泌を促します。これにより「リラックス感」や「集中力向上」を感じますが、同時に依存が形成されます。

時間が経つと逆にイライラや不安が強くなり、また吸いたくなるという“悪循環”を作ります。

血管を収縮させるため、血圧上昇や動脈硬化のリスクも高めます。

タール

タバコの煙に含まれる“ヤニ”の正体で、発がん性物質が多く含まれています。

肺に入り込むと、黒くこびりつき呼吸機能を低下させる原因に。

肺がんや喉頭がん、口腔がんなどのリスクを高めることが分かっています。

一酸化炭素

車の排気ガスにも含まれる有害ガスです。

一酸化炭素は血液中の酸素を運ぶ力を妨げるため、慢性的な酸欠状態を引き起こします。

血管もきずつけてしまいます。

その結果、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが上昇し、持久力や集中力の低下にもつながります。

この他に、猛毒とされる青酸カリやダイオキシンもわずかですが含まれています。

健康への影響

喫煙による影響はものすごくあり、短期・中期だけでもこのような症状が。

喫煙したときに現れる症状

味覚・嗅覚の低下、口臭の悪化、食欲の低下、せき・たん・息切れ、脳の血流減少、運動能力の低下
心臓への負担、首や肩のこり、肌荒れ

このようにすぐ現れる症状もあれば、長期間続けることによる影響も。

喫煙と関係の深い病気

がん(喉頭、食道、肺、肝臓、胃、すい臓、ぼうこう)
脳卒中、歯周病、心臓病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは…
・長年の喫煙によって肺が傷つき、呼吸が苦しくなる病気
・主に慢性気管支炎肺気腫という2つの症状を合わせた呼び方です。
・少しの運動でも息が切れる、咳や痰が長く続く、風邪が治りにくいなどの症状が現れます

周りへの影響

タバコを吸う人に悪影響が出るのはイメージしやすいですが、

実は周りにいる人の方が悪影響になる可能性があります。

主流煙と副流煙

主流煙は喫煙者が直接吸う煙、副流煙は火のついたタバコの先端から立ち上る煙を指します。

実は副流煙の方が有害物質の濃度が高いので、周囲の人への配慮が必要です。

ニコチンタール一酸化炭素
主流煙0.46mg10.2mg31.4mg
副流煙1.27mg34.5mg148mg

周りの人への影響がとても大きいのが分かりますね

金銭的な影響

タバコはお金の面から見ても大きな影響が。

1箱500円のタバコを1日1箱吸う人と2箱吸う人で仮定するとこんな感じです。

時間1ヶ月1年5年10年
1日1箱15,000円180,000円900,000円1,800,000円
1日2箱30,000円360,000円1,800,000円3,600,000円

1年、10年単位になってくると、かなり大きな出費になるのが分かりますね。

しかもお金を払って不健康になるリスクを上げちゃってるわけですからね(笑)

私的には、「家族や自分へ他の使い方で投資する方がいいな~」
と、思っています(^^)

まとめ

世の中の大体のモノ・コトには「この視点から見たら良いけど、この視点から見たら良くないなぁ」

という風にメリット・デメリットがると、私は思っています。

ただ!タバコに関しては「百害あって一利なし」です!

自分や大切な人の体を大切にする第一歩として、今日の内容が参考になったら嬉しいです(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

シェアしていただけると嬉しいです!
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