はじめに

体育教師×スポーツトレーナーのしゅんせいです。
この記事では
- 「血圧って、なんとなく高いとよくないのはわかるけど…」
- 「健康診断の数字、正直どう見ればいいのかわからない」
という悩みを抱えている人の為に、体育教師×トレーナーの視点から、わかりやすく解説します。
血圧は、毎日変化しながらも、体の状態を教えてくれる大切なサインです。
年齢を重ねるにつれて気になりやすくなりますが、
実は血圧は生活習慣で整えていくことができる指標でもあります。
この記事を読んでいただくと
- 血糖値とは何か、数字の意味
- なぜ血圧が健康に影響するのか
- 日常生活で気をつけたいポイント
が、理解できます。
血圧ってどんなもの?
血圧の意味・役割
血圧とは、血液が血管の内側を押す力のことです。
心臓がポンプのように血液を送り出すことで、全身に酸素や栄養が運ばれています。
血圧には2つの数値があります。
- 上の血圧(収縮期血圧)
心臓がギュッと縮んで血液を送り出すときの圧 - 下の血圧(拡張期血圧)
心臓がゆるんで次の拍動に備えているときの圧



次は、血圧の数値や目安について知っていきましょう。
血圧の基本
血圧の目安(正常範囲)
一般的な目安としては、
- 上の血圧:120mmHg未満
- 下の血圧:80mmHg未満
が「正常」とされています。
血圧の測り方
血圧は
- 病院や健康診断
- 家庭用血圧計
で測ることができます。
家庭で測る場合は、
- 朝起きてすぐ
- トイレを済ませてから
- 座って安静にした状態
で測ると、比較的安定した値が出やすくなります。



今度は血圧の上がり下がりについてもう少し詳しく知っていきましょう。
血圧が上下するタイミング
血圧が上がりやすいタイミング
寒暖差
寒暖差で血圧が上がりやすいのは、朝の起床時、暖かい部屋から寒い屋外やトイレへの移動時、入浴時など、急激な温度変化で血管が収縮・拡張を繰り返すときや、寒さで交感神経が刺激されるときです。
特に冬場は、寒冷刺激や生活習慣(塩分摂取増、運動不足)も重なり血圧が上昇しやすく、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるので注意。
運動・排泄
運動中は筋肉が必要とする酸素を供給するため、心拍数が増加し、血圧は上昇します。
これは正常な反応であり、適切な強度であれば問題ありません。
通常、上の血圧(収縮期血圧)は160〜180mmHg程度まで上昇することもあります。
便秘などでトイレで力むと、腹圧がかかり、血圧が大きく上昇します。
これは脳卒中や心筋梗塞などのリスクを高める可能性があるため、特に注意が必要です。
喫煙・飲酒
喫煙後、心拍数が高くなり、血圧が一時的に5~10mmHg程度上昇することがあります。この影響は短時間ですが、喫煙を繰り返すことで高血圧が慢性化する原因となります。
飲酒による血圧の変化は段階的です。
- 飲酒直後
アルコールの作用により一時的に血圧が下がることがあります。これは、アルコールが体内で分解されてできるアセトアルデヒドに血管を広げる作用があるためです。 - 飲酒数時間後(翌朝など)
体が血圧を元に戻そうと働く過程で交感神経が刺激され、心拍数が増えて血管が収縮し、結果的に血圧が上昇します。 - 慢性的な影響
習慣的な大量飲酒は、高血圧の主要な原因となります。少量であっても飲酒量が増えるほど血圧は上昇する傾向があり、長期的に高血圧のリスクを高めます。
睡眠不足・疲労
疲労や睡眠不足が続くと、血圧を上げる働きのある交感神経が優位になりやすくなります。
また、ストレス状態が続くと、コルチゾールなどのストレスホルモンが多く分泌され、血管を傷つけたり、血圧を上昇させたりします。
健康な状態では、睡眠中に血圧は低下し、朝方から日中にかけて上昇するというリズムがあります。しかし、寝不足の状態では夜間の血圧が十分に下がらず、このリズムが乱れがちになります。
ストレス・興奮
ストレスや興奮で血圧が上がりやすいタイミングは、自律神経の「交感神経」が優位になる時で、怒り・不安・恐怖・イライラ・緊張時など、体が「戦闘モード」に入る時です。これにより心臓の鼓動が速まり、血管が収縮するため血圧が一時的に上昇します。
特に、大きなストレスを感じた瞬間、医療機関での緊張(白衣性高血圧)、疲労や睡眠不足による自律神経の乱れ、早朝の覚醒時などが血圧が上がりやすいタイミングです。
早朝
早朝(起床前後)は、睡眠中低下していた血圧が覚醒とともに交感神経が優位になり急上昇するため、心筋梗塞や脳卒中のリスクが最も高まる危険なタイミングです。
特に冬の寒い朝は、布団と室温の温度差で血管が収縮し、血圧がさらに上がりやすくなります。
この時間帯の急激な血圧上昇は、日中の血圧が正常な人でも起こりやすいので注意です。
血圧が下がりやすいタイミング
食後1~3時間後
食後低血圧は、食事の消化・吸収のために血液が消化管(胃や腸)に集中することで、他の部位(特に脳)への血流が一時的に減少し、血圧が低下する現象です。
ピーク後、インスリンの働きで空腹時の値(70~110mg/dL目安)に戻ります。
運動後
運動後の血圧は、運動終了後5〜15分程度で安静時の値に戻り始め、高血圧改善の効果でその後も低下傾向(一過性低血圧)になることが多く、特に有酸素運動が効果的で、効果は24時間持続するが継続が重要です。



ただし、低血圧の人は下がりすぎることもあるため、整理体操と水分補給で急激な下降を防ぎ、高血圧の人は医師に相談の上、無理のない範囲で運動しましょう。
血圧は高すぎても低すぎても注意が必要
血圧が高い状態が続くと、血管の内側に負担がかかり続けます。
その結果、
- 血管がかたくなる
- 心臓に余計な負担がかかる
- 脳・心臓・腎臓などのトラブルにつながりやすくなる
といったリスクが高まります。
逆に、血圧が低すぎる場合も、
- めまい
- 立ちくらみ
- だるさ
などの不調が出ることがあります。
高すぎても、低すぎても注意が必要なのが血圧です。
血圧と生活習慣の関係
血圧が上がりやすくなる要因
血圧が高くなりやすい背景には、次のような生活習慣があります。
- 塩分の摂りすぎ
- 運動不足
- 睡眠不足
- ストレスの蓄積
- 体重増加
塩分の摂りすぎ
塩分の摂り過ぎは、体内の塩分濃度を薄めるために水分を保持させ、血液量が増加します。
この増加した血液量が血管壁に圧力をかけ、血圧を上昇させる主な原因です。
また、ナトリウムは血管を収縮させる作用もあるため、さらに血圧を上げ、動脈硬化や心臓病のリスクを高めます。
運動不足
運動不足は血圧が上がりやすくなる大きな要因で、余分な塩分(ナトリウム)の排泄機能低下、血流の悪化、肥満(内臓脂肪型)につながり、血管の弾力性低下やホルモンバランスの乱れを引き起こし、高血圧を招きます。
睡眠不足
睡眠不足は交感神経を活性化させ、ストレスホルモン(コルチゾール)を増加させ、自律神経のバランスを乱すことで血圧を上げやすくします。
具体的には、血管を収縮させて血流を悪化させたり、食欲増進で肥満につながったり、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めたりして、血圧を上昇させるメカニズムが働きます。



睡眠のことはこちらの記事を参考にしてください。


ストレスの蓄積
ストレスの蓄積は、自律神経の乱れ(交感神経優位)とアドレナリンなどの分泌を通じて血圧を上げやすくします。
心拍数の増加と血管の収縮が起こり、これが慢性化すると高血圧のリスクを高めます。
体重増加
体重増加(肥満)は、血管への負担増、体液量の増加、ホルモンバランスの乱れなどを通じて血圧を上げやすくします。
特に内臓脂肪型肥満では、脂肪細胞から分泌される物質による血管収縮や、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる状態)の悪化で塩分(ナトリウム)が体内に溜まりやすくなり、血圧が上昇します。



色々なところに血圧を上げてしまう要因が隠れていますね。
次は、血圧を整える為の習慣について知っていきましょう。
血圧を整えるための基本習慣
血糖値は「食事」と「体を動かすこと」で整えていきます。
食事の味付けを少し薄くする
塩分を摂りすぎると、体内の水分量が増加し、血液の循環量が増えて血管にかかる圧力(血圧)が上昇します。世界保健機関(WHO)は、高血圧予防のために1日の塩分摂取量を5g未満に抑えることを強く推奨しており、日本高血圧学会も、高血圧患者の減塩目標を1日6g未満としています
運動習慣をつける
血圧を整えるためには、有酸素運動を中心に、筋力トレーニングやストレッチを組み合わせた適度な運動習慣を継続することが推奨されています。



運動習慣をつけたい人はこちらの記事も参考にしてください。


深く呼吸する時間をつくる
深く呼吸する時間を取ることは、血圧を整えるのに非常に効果的な習慣の一つです。
深い呼吸は副交感神経を刺激し、リラックス状態を促すため、心拍数や血圧を下げる助けとなります。
実施方法: 1日数回、静かな場所で数分間、腹式呼吸を行います。鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませます。数秒間息を止めた後、口からゆっくりと息を吐き出します。
血圧が気になる人のチェックポイント
- 健康診断で「高め」と言われた
- 家族に高血圧の人がいる
- 肩こりや頭重感が続く
- ストレスを感じやすい



これらのサインがある人は、
医師や保健師、トレーナーに相談しながら、生活習慣を整えていくのがおすすめです。
まとめ
- 血圧とは、血液が血管の内側を押す力のこと
- 血圧の数値が高すぎても低すぎても注意
- 食事・運動・生活習慣で整える
特別な病気ではなくても、血圧を理解することは
「日々の身体の声を聞く力」につながります。
小さな習慣の積み重ねが、健康につながる一歩になります。
まずは「自分の血圧ってどんな状態かな?」と意識してみましょう。



健康のために運動を始めたい方は、こちらの記事を参考にしてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!


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