はじめに
体育教師×スポーツトレーナーのしゅんせいです。
最近、
「疲れやすくなった」
「立ち上がりが重い」
「姿勢がすぐ崩れる」
そんなことを感じることありませんか?
それは単なる“年齢のせい”ではなく、筋肉量の低下(サルコペニア)が進んでいるサインかもしれません。
サルコペニアは、高齢者だけでなく 30〜40代から徐々に始まる“体の土台の衰え” です。
放置すると、疲労・姿勢の崩れ・太りやすさ・ケガのリスクなど、さまざまな不調を引き起こします。
本記事では、「サルコペニアとは?」から「今日からできる予防習慣」まで をわかりやすく解説します。
大人の健康づくりに欠かせない“筋肉の基礎知識”として、ぜひチェックしてください。
サルコペニアとは?まず知っておきたい基本
「サルコペニア(Sarcopenia)」とは、筋肉量の減少と、筋力や身体機能(歩行速度など)の低下が合わさった状態 を指します。
日本では、厚生労働省が運営する健康情報サイトでも、
「加齢に伴う筋肉量の低下に加えて、筋力・身体機能の低下をともなう状態」
と説明されています。
国際的には、欧州研究グループ(EWGSOP)が
“筋量の低下 + 筋力または身体機能の低下” を条件とする定義を示し、世界的な基準として用いられています。
サルコペニアはいつから始まる?
筋肉量は、 25〜30歳頃からゆるやかに低下 し始め、
運動不足・栄養不足・不規則な生活が続くと、そのスピードはさらに加速します。
“高齢者の問題”ではなく、
忙しい働き世代こそリスクが高い現象 だと言えます。
進行するとどうなる?
サルコペニアは、以下のような健康リスクを引き起こします。
- 疲れやすくなる
- 姿勢の崩れ・肩こり・腰痛
- 太りやすくなる(基礎代謝の低下)
- 転倒・骨折リスクの増加
- 生活の質(QOL)の低下
- 将来的な“要介護”リスクの上昇
サルコペニアは“誰でも起こる”
- 仕事の忙しさ
- デスクワークの増加
- SNSなどの発達
- ストレスによる睡眠・食生活の乱れ
現代の生活は、筋肉が減りやすい条件がそろっています。
だからこそ、
今どう過ごすかが10年後20年後の自分を大きく変える
と言っても過言ではありません。
筋肉が減ると起きる不調とリスク
サルコペニアは“見た目だけの問題”ではありません。
筋肉が減ると、体の働きそのものが弱まり、次のような不調が増えます。
疲れやすく、回復しにくい
筋肉量が少ないと、日常の動作でも体に負担がかかりやすく、疲労が抜けにくくなります。

姿勢が崩れ、肩こり・腰痛が増える
体を支える“土台”が弱くなるため、姿勢保持が難しくなり、コリや痛みが慢性化します。
基礎代謝の低下で太りやすくなる
筋肉は「エネルギー消費の中心」。
筋量が減ると、同じ生活でも太りやすくなります。
転倒・ケガ・骨折リスクの増加
特に脚の筋力低下は歩行の安定性を大きく下げます。
若い世代でも油断できません。
自分は大丈夫?筋肉量のセルフチェック
サルコペニアの疑いは、日常の中で簡単に確認できます。
- 握力
男性:28kg未満
女性:18kg未満
は低下の目安とされています。 - 歩行速度
1秒間に0.8m未満(ゆっくり歩行)は、身体機能低下の可能性。 - 片脚立ちテスト
左右どちらかが 10秒未満 の場合、下半身の筋力・バランスの低下が疑われます。 - 日常の“衰えサイン”
・階段を上がるのがつらい
・座った姿勢から立つのが重い
・長く歩くと疲れる
・猫背になりやすい
こうした“いつもより大変”が増えてきたらサインです。
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/kekka/1368159.htm
スポーツ庁【体力・運動能力調査-結果の概要】
筋肉を減らさないための予防と改善の習慣
サルコペニアは、適切な生活習慣で予防・改善が可能です。
週2回の筋トレ
脚・背中・胸のような大きな筋肉を中心に鍛えるのが効果的。
生活に取り入れやすい“ながら筋トレ”
- 階段を使う
- 歯磨き中にかかと上げ
- 片脚立ちでのバランス練習
タンパク質は「体重×1.0~1.2g」
タンパク質は意識して摂取しないと、大抵の人が不足しがちです。
タンパク質についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

睡眠は“筋肉を作るゴールデンタイム”
成長ホルモンは睡眠時に最も分泌されます。
慢性的な寝不足は、筋肉の回復力を下げる大きな要因です。

今日からできる!忙しい大人のサルコペニア予防術
歩くスピードを少し上げる
日常の移動がそのまま筋肉刺激に。
デスクワークの合間の“30秒スクワット”
1日10〜15回で十分効果あり。
座る時間を減らす
1時間に1回立ち上がるだけで、筋肉の低下を防ぐ効果が報告されています。
朝食にタンパク質を足す
卵・ヨーグルト・魚など、続けやすいものから。
まとめ — 筋肉は“大人の健康の土台”
サルコペニアは誰にでも起こる身近な現象で、
筋肉の衰えは疲労・姿勢・代謝など、生活全体に影響します。
しかし、逆に言えば
筋肉を守ることは「未来の健康への最高の投資」
です。
今日の行動が、
10年後・20年後のあなたの体を必ず守ります。
無理のない範囲で、できることから始めてみてください(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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